今年は会場をウィルあいち(名古屋市)に移して「第3回 わさびフォーラム」が開催されました。今回は、「わさびのチカラと健康生活」のテーマで、発がん抑制に対する効果や、わさびの香りの脳機能への効果、メタボリックシンドロームに対する効果、花粉症症状緩和作用といった多角的な視点から研究報告がありました。
会場には、わさびの研究者だけでなく、一般の方も含む、約200名の方が参加されました。第1回から続けて参加される方も少なくなく、わさびに対する関心が年々高まっていることがうかがえました。
講演会場内に設置した展示コーナーにて、本わさびに含まれる注目素材「わさびスルフィニル」「わさびフラボン」「わさびチオヘキシル」のパネルによる研究成果発表と関連商品の展示を行いました。
昨年12月の第1回に引き続き、今年は会場を名古屋大学に移して「第2回 わさびフォーラム」が開催されました。 わさび研究を行っている研究機関の先生方の講演(5演題)があり、わさびの機能性として、アンチアイジング効果・抗炎症作用・抗アレルギー作用・血流改善作用が発表され、また金印株式会社の玉木研究員からは「おさしみに付いている小さなわさびの大きな世界」と題し、本わさびの育種や栽培について研究結果が報告されました。
会場には、あいにくの雨天にもかかわらず、約200名の方が、参加され熱心に講演をお聞きになっていらっしゃいました。参加者は、わさびの研究者だけでなく、一般の方も目立ち、昨年の第1回よりも、わさびの機能性に興味を持つ方が増えたことがうかがえました。
わさびの注目成分の研究成果については、会場の展示コーナーでパネルによる紹介と商品展示を行いました。
わさびヘルスサイエンス研究会では、日本の食文化に欠かせない食材である本わさびの本当の美味しさを知っていただき、本わさびが持っている健康に良い成分について有効に活用していただけるよう活動をおこなっています。そしてこのたび「第1回 わさびフォーラム」が開催されました。
わさび研究を行っている研究機関の先生方の講演(8演題)のほかに、服部栄養専門学校の服部幸應先生とソムリエの田崎真也先生の講演と対談などがあり、盛況のうちに終了いたしました。
会場には、わさびを研究する大学の研究者をはじめ、わさびの機能性に興味を持つ一般の方まで、2日間でのべ約500名もの参加者があり、熱心に講演を聞いてらっしゃいました。
わさび研究成果については、先生方の講演のほかに、会場の展示コーナーでパネルによる紹介を行いました。
わさびの機能性として、解毒酵素誘導作用・抗酸化作用・血流改善作用・美肌作用・関節炎緩和作用・抗アレルギー作用・コラーゲン産生促進効果・抗炎症作用が発表されました。
Helicobacter pyloriに対するわさび葉の抗菌、抗酸化ストレス作用
木苗直秀 先生(静岡県立大学)
わさびを中心としたフィトケミカルの持つ機能性研究の最近の話題
大澤俊彦 先生(名古屋大学大学院)
「健康食品」の現状と将来の方向性
山本哲郎 先生((株)TTC)
抗炎症機能を持つワサビ成分の同定および作用機構の研究
侯徳興 先生(鹿児島大学)
わさびスルフィニル(6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート:6-MSITC)の抗ストレス効果の検討
関山敦生 先生(国立長寿医療センター研究所)
食品由来成分による「がん予防」の科学的根拠の蓄積をめざして
―沢ワサビ抗腫瘍成分6-(metylsulfinyl)hexyl isothiocyanateの研究―
福家洋子 先生(首都大学東京大学院)
ワサビの花粉症症状緩和作用に関する研究
森光康次郎 先生(お茶の水女子大学大学院)
ワサビ抽出物の抗アレルギー作用 ―非臨床的および臨床的評価―
山口英世 先生(帝京大学)
わさびとワイン
田崎真也 先生((株)サンティール)
わさびの魅力
服部幸應 先生(服部栄養専門学校)×田崎真也 先生((株)サンティール)
食育のすすめ〜大切なものを失った日本人〜
服部幸應 先生(服部栄養専門学校)